島根県出雲市佐田町にある須佐神社は、須佐之男命(スサノオ)・稲田姫命・足摩槌命(あしなづち)・手摩槌命(てなづち)を祀りする神社です。
こちらの神社は、スサノオ命が最後を迎えた地として、建立された由来があるそうです。
なので、スサノオの御霊が眠る神社としても有名です。
↑ 拝殿(少し斜めですみません)
↑ 本殿
スサノオ命は出雲の地へ来られてから、オロチを退治されたあと、須我神社~熊野大社などで出雲の地を治めて行かれました。
治水・農耕・畜産・医療・植林・交易・鉱業・製鉄・・・等々、多方面で活躍され、その偉業が色々な神社や地域で信仰されていることで見て取れます。
大己貴命(大国主命)にその任を御譲りになったあとは、この須田の地で稲田姫とその両親、足摩槌命(父)・手摩槌命(母)と共に、大国主命の治世を見守って過ごされたのでしょう。
↑ 2枚・御神木の大杉
須佐神社のある所は、オロチ退治の舞台より西になり、神戸川の上流域にある山間の場所です。
この地には、七不思議と言われる伝承があるようです。
↑ 七不思議伝承の案内板
境内には「塩の井」・「相生の松」(跡)があります。
また、神社から少し山の方へ行ったところには、「八雲風穴」があります。
↑ 2枚・八雲風穴
↑ 須佐神社・拝殿と本殿
須佐神社と向かい合わせになっている神社があります。
↑ 須佐神社境内から見た向かい側の神社
↑ こちらは天照社でした。
↑ 天照社の唐獅子
同じ境内になるようですですが、参道を挟んで、向かい合わせの鳥居に、向かい合わせのお社があるのは、かなり珍しい造りではないでしょうか。
私が神社巡りを始めたのも、実はこの須佐神社がスタートです。
当時、江原啓之さんが、パワーをチャージするパワースポットとして、メディアに紹介され、TVや雑誌で多く取り上げられていました。
その影響は大きく、今でも多くの参拝される方がいらっしゃいます。
私は、ここで出雲神仏霊場20か所巡りのポスターを見て、2年を掛けて20か所を巡り、この須佐神社へ戻り、20か所を巡った証と満願祈願をして頂きました。
当時は、御朱印と祈念珠を集め、専用の御朱印帳にある各所の由緒などを見るのが精一杯でした(^^)
今では専用のアプリもあるそうで、びっくりしました(^o^)
そこから、古事記、出雲風土記などを読んで、行きたいところがどんどん増えて今の状態になっています(^^)
あの時、須佐神社に来なかったら、こんなに神社や神話に興味を持っていなかったかもしれません。
今では、私にとっても、とても思い出深い神社です(^^)
心がモヤモヤしたり、凹んでしまったときは、いつの間にか足が向いていたりする神社なのです(^^)
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