佐世(させ)神社

島根県雲南市大東町にある佐世神社は、スサノオ命と稲田姫命をお祀りする神社です。

拝殿には「八幡宮」となっていますが、元々は「佐世社」だったそうです。

色々な事情で八幡宮を合祀するようになって以降に八幡宮となったようです。

↑ 拝殿ー本殿

拝殿には「八幡宮」の額でしたが、本殿は「八幡造り」ではなく「大社造り」になっています。

↑ 3枚 説明等がなく由緒不明ですが、境内には祠や石柱があります。

↑ 3枚 佐世の木・シイの木(5代目)


地名や神社の社名の由来にもなっている「佐世」という言葉ですが、

一説では、

スサノオ命がオロチを退治した後、喜び、舞い踊っているときに、髪飾りの挿していた木の枝が落ち、刺さったので、この地を「させ」→「佐世」というようになった。

他の一説では、

スサノオ命がオロチ退治の際に、髪飾りの挿していたササの葉が落ちて、刺さったところから、大きな木が生えてきたので、「佐世」となった。

等の伝承があります。

何れにしても、スサノオ命の髪飾りが刺さって、生えた木が現在の5代目のシイの木のようです。

個人的には、笹の葉説推しです(^^)

以前紹介した「東楽楽福神社」で少し触れていますが、「ささ」という発音は、「砂鉄」を表していることが多いのです。

スサノオのオロチ退治伝説を、オロチ=鉄を持つ集団、稲田姫=農耕集団、スサノオは稲田姫たち農耕集団に鉄の集団の技術をもたらしたもの・・・的なお話を書かれている本もあるくらいです。

面白いですよね~(^^)


今回は「おまけ」付き


世界中」で猛威をふるっている「コロナ」で発売延期になっている週刊少年ジャンプで連載されている漫画で、

「鬼滅の刃」

ご存じでしょうか?

私も連載当初からずっとジャンプの方で読んでいて、大ファンです(^^)

最近ではTwitter等でコスプレをする方がネットでもかなり話題にもなっているようです。

先日もそんな記事を読んでいたら、漫画の初期の話のところで、主人公:竈門炭治郎が大きな岩を刀で切り裂くシーンを再現したコスプレの方の写真が話題になっていました。

場所は「京都」だったと思います。「割石」と呼ばれる石の前で、刀を振って、岩を割ったような感じで撮影されていました(^^)


そんな場所、実は島根のこの、佐世神社の近くにもあるんです(^^)

それがこちら!

真っ二つに切り裂かれた割石。

伝承では、神様がこの岩の上に降りられた際に割れたとのお話があります。


現在、島根でも「コロナ」のクラスター感染が発生しています。

「コロナ」終息の折には、こちらの「割石」も注目して頂けるといいなーと思います。

以上。おまけでした。(^^)


※記事内写真はすべて2017年のものです。


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自分の足で巡った神社を神話や伝承を交えてお伝えします。 山陰の神社を中心に、奈良・京都などの神社も巡っています。 御朱印なども一部ですが写真をアップしています。 神社巡りの御供になれば幸いです。

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