波多(はた)神社ー秋例大祭 前半 

過去2回ご紹介させて頂いた、波多神社の秋例大祭(11/14:神楽祭)にお邪魔してきました(^^)

神楽祭の様子を前半・後半に分けてご紹介したいと思います。


※注意:今回は写真が少なめで、動画を沢山アップロードしています。      

    非常に重い可能性がありますので閲覧にはご注意下さいm(__)m     




過去2回の紹介文は↓↓↓↓↓こちらから


お目当ては、最初の紹介文で書いていたように、拝殿内で行われる『子供神楽』。どんな神楽なのか凄く楽しみでした!

波多神社さんのTwitterがあって、σ(^^)もフォローさせて頂いているんですが、この11月のお祭りに向けて、神楽の練習は最初の紹介文をアップした翌日:7/26から練習されています( ゚Д゚)

約4カ月ですよ!!

長く、暑く大変な期間を過ごされてきた『神楽』に期待感も日に日に高まっていました(^^)

↑ 神社に着いたのは、18:30頃ですっかり日が暮れていました。

↑ 2枚 今月初めに再訪した際の紅葉が綺麗なときの様子です。

↑ 拝殿前の様子。先ずはくるりと参拝しましたが、拝殿からは既にお囃子が聞こえてきました(^^)

↑ 拝殿から入ると、既に『神楽』が始まっていました。


ん!?

あれ?子供じゃない?????


以前、お話を聞いたりした後も、神楽や神社のことを雲南市のHPなどでも調べてはいたのですが、『子供神楽』と言うのは、実は演目の中で行われる。と、いうことを、ここに着いてから初めて知りました(滝汗)

『奥飯石神楽・波多神楽保存会による神楽』

こちらが、正解wwwwΣ(・□・;)

↑ 拝殿内に掲示してあった演目表。

丁度、上から三番目の茣蓙舞いだったことが判明しました(^^;

パンフレットと合わせ見ると、塩清め~剣前までが、清め祓いをする舞いで、芝佐・悪切りが、清め祓う舞い。七座(しちざ)と言うそうです。


七座(しちざ)とは  ーパンフレットよりー

 神楽(かぐら)とは神座(かむくら)の訛った(なまった)ものである。

古代の祭りは、岩倉(磐座)に高天原から神の降臨をお祈りして行われた。その神が降臨されるところが神座である。降臨をして戴くためにはその場を清め、清浄にしなければならない。

 従って、七座は神楽の行われる場を清め祓い神の座「神座」を設け、神の降臨を戴き、神遊びをされる場である。

 七座は祭典を行う服装(狩衣・烏帽子・笏)で、ひた面に採り物(幣・榊・鈴・刀・扇など)を持って舞う舞いである。


σ(^^)神楽は全くの初めてでは無いのですが、知識は皆無w。

『子供神楽』と思い込んでいたので驚きましたが、『本物の神楽』を見ることができる機会など、中々ありません!

満タンに充電してきたスマホでは心許ないですが、一生懸命撮影を開始しました(^^)


茣蓙舞ーその1

茣蓙舞ーその2

茣蓙舞(ござまい)   -パンフレットよりー

茣蓙と鈴を持つ。

茣蓙は御座であり、神々の降臨される座の敷物を持ち、茣蓙褒めを行い清め更に人、場を清める。


↑ 剣護(の舞)

↑ 剣前(の舞)

剣舞(けんまい)  -パンフレットよりー

剣舞とは、<真>幣の舞(幣と鈴を持って舞う、神々の降臨を願う)・<行>剣前の舞(剣と鈴を持って舞う、金屋子の神を呼ぶ)・<草>剣後(剣護)の舞(剣と扇を持って舞う、神々を称える)この3つの舞いがある。

広く地域を清め、そこの人々を祓い清める舞いであり、4人で舞う。


↑ 芝佐


↑ 悪切り


芝佐・悪切り   -パンフレットよりー

 他の地方では「山の神」とも呼んでいる。天児屋命(あめのこやねのみこと)が岩戸開きに用いる榊を香具山で採り、持ち帰るところを山の神大山津見神(おおやまづみ)にとがめられ争いになるが、事情が分かり山の神は快く譲る。代わりに山の神は十握の剣を譲り受け、六方を払い清める。これを「悪切り」と言う。


ここまでが、七座と言われる祓い清めの儀式です。

既に終わっていた、塩清め・・・当然ながら清めの舞いですが、榊舞は神遊びの舞と言われる舞いです。七座には他にも舞いがあり、その中から宮司さんがチョイスして舞われるそうです。

始めて見る神楽に、感動しつつ、見ていて思った個人的な感想は、神様の再生の儀式だと感じました。

最後まで神楽を見させて頂いて分かったのですが、神楽の始る前には神様・ご神体は特等席に御移りになられていたようなのです。

拝殿から、本殿の方を向いて私たちは座って観覧しています。

神様が本殿にずっと居られれば、演者のお尻しか見えないですよね。

でも、神様は舞台最前列の神棚に居られたんです(^^)

なので、私たちと同じ方向から、舞台を見下ろす様にしてみておられたんです(^^)

そこから、祓い清められる場と人も見守りつつ、舞台中央に舞いによってもたらされる、楽・ハレ・笑い・結束・それら場の力によって蘇る神様の再生の産声を聞いたような感じを受けました。


さて、遅めの食事の休憩時間を挟んで、後半は神楽の『能』である演目が始まります。

後半は、また後日UP致します。m(__)m



パンフレット画像を追加しました。

ピンぼけ・テカリありますm(__)m

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自分の足で巡った神社を神話や伝承を交えてお伝えします。 山陰の神社を中心に、奈良・京都などの神社も巡っています。 御朱印なども一部ですが写真をアップしています。 神社巡りの御供になれば幸いです。

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