鳥取県西伯郡伯耆町大原にある大原神社は、御祭神不明です(^^;
’22/6/29 このページの最後に追記しました。
色々調べてみましたが、御祭神は分かりませんでした。
この大原神社が地区には、伯耆安綱の居た地区として、石碑がります。
伯耆安綱は、平安時代の刀鍛冶で、日本刀に反りを付けた最初の刀鍛冶であると言われています。
↑ 2014年エヴァ・日本刀展の刀
↑ 2014年エヴァ・日本刀展の刀
2枚とも見事に湾曲した刀です(^^)
それまでの刀は、直刀といって真っすぐな刀でした。
この湾曲が付いたことによって、日本刀の切れ味が数段良くなったと言われています。
また、伯耆安綱が作った刀の二振りが鬼を切った刀と言われ、内一振りが、酒呑童子を切った童子安綱と言われる名刀で、もう一振りも鬼切りの名が付く名刀です。
東に大山
北は日本海、中海を望むことが出来る場所です。
御祭神は、刀の神様でしょうか。
それとも、伯耆安綱でしょうか。
小さなお社ですが、色々と興味深い神社です(^^)
’22/6/29 追記 ご祭神について
鳥取県神社誌に記載がありました。
村社 植松神社 日野郡八郷村大字番原字七ツ叉鎮座 の最後の方に
「同村大字大原字貝市鎮座 無格社大原神社 祭神稚日女命(旧若宮大明神)を合併す」
と、ありました。
なので、こちらの御祭神が稚日女命(わかひるめのみこと)で間違いないことが分かりました。
稚日女命は、古事記、日本書紀共に出てくる女神です。
誓約のあとに天照大御神の元でスサノオ命は暮らしますが、高天原の田の畦を壊したり段々乱暴を働き始めます。
本来なら即刻アウトのスサノオですが、姉神である天照大御神は何でも許してしまいます。
ついには、皮を剥いだ馬を機を織っている稚日女命の居る部屋へ投げ込みます。
それがきっかけで、稚日女命は絶命してしまい、天照大御神はショックで天岩戸へと隠れてしまわれます。
絶命の仕方に若干の違いがありますが、ほぼ同じ話が記紀で伝わっている女神です。
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