鳥取県西伯郡南部町寺内にある赤猪岩神社は、大穴牟遅命(オオナムチ=大国主命)、刺国若比売命(サシクニノワカヒメ)、スサノオ命、稲田比売命をお祀りする神社です。
神話「因幡の白兎」の続きの話で、猪に見立てられた赤い岩が、この神社に封印されています。
玉垣に囲まれた石の下に、赤い岩が埋まっているそうです(^^)
この赤い岩が復活し、世に災いを起こさないよう厳重に封印されているようです。
ここで、ちょっとだけ神話の話の流れを紹介したいと思います。
〇大国主命、八十神と共に八上姫を娶るため、旅に出発。
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〇旅の途中、傷ついた白兎と出会う。(因幡の白兎)
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〇八上姫が白兎の助言で、大国主命を選び、結婚する。
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〇大国主命、八十神の嫉妬を買い、八上姫と共に逃避行。
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◎八十神に騙され、赤い岩を抱き絶命する。
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◎母、刺国若比売命の願いで、二女神の力を借りて、大国主命が甦る。
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〇大国主命、八上姫と共に刺国若比売命の案で木(紀)の国(和歌山)へ逃れる。
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〇木の国の大山毘古命に、スサノオ命にかくまってもらうよう助言をもらい、スサノオ命の元へ。
このような流れになります。
赤猪岩神社の近くには、大国主命が甦る際に使われた清水の湧き出るところとして、清水井があります。
これらのことが、この周辺で起きたことから、赤猪岩神社は、受難(からの回避)と再生を司るとして、信仰を集めています(^^)
↑この古道(遊歩道)を通って、清水井に行けるようです。
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