賣沼(めぬま)神社

ふらっと神社のアイコンにしている狛犬さんが居る神社です(^^)


鳥取県鳥取市河原町にある賣沼神社は、八上比賣神、伊弉冉尊、保食神、建御名方神、高龗神、闇龗神をお祀りする神社です。

元々は、八上比売をお祀りしていた賣沼神社に、熊野神社・稲荷神社・諏訪神社・貴船神社の四社が合祀されたとありました。


アイコンの狛さん

愛嬌があってかわいいですよね(^^)相棒もとなりにいます(^^) ↓


さて、こちらの賣沼神社は鳥取県の東部、河原町にある神社です。

曳田川と千代川が合流するあたりにありますが、この神社も神話に縁の深い神社なのです。

神話「因幡の白兎」を御存じの方も多いと思います。

この白兎を助ける大国主命が、八十神と共に求婚しに行ったお姫様が鎮座されているのが、こちらの賣沼神社なのです。


↑ 曳田川


絶世の美女と言われる、お姫様の名前は八上姫(やがみひめ)と言います。



八十神(沢山の兄弟神)によって、白兎はサメから受けた傷を嘘の治療法でさらに悪化させ、痛みで苦しんでいました。

八十神達全ての荷物を担いで、皆から遅れて歩いてきた大国主命。白兎は大国主命から正しい治療方法教えらます。

白兎は大国主命に教わった方法で、傷を癒したのち、八上姫の元へ来てそっと大国主命が誠実で心優しい神であることを伝えます。

白兎の話を聞いた八上姫は、求婚に来た八十神と大国主命の集団の中から、大国主命を見つけ、大国主命の最初の妻となります。

この賣沼神社に向かって左側に、先ほど紹介した曳田川が流れ、川を挟んだ反対側には、この八上姫の御陵墓があります。


神社と御陵墓を結ぶように橋が架かっています。



絶世の美女のハートを射止めた大国主命。

この後、二人には、色々な困難が待ち構えていますが、それはまた別の神社の紹介の時にさせて頂きます。


最後におまけの紹介です(^^)

河原町には、観光施設の河原城があります。

賣沼神社から車で7,8分のところにあります。

河原城の中には、展示で賣沼神社の昔の風景が人形で再現されていたり、八上姫と白兎、大国主命が並んだ像などもありました。

河原城の天守閣は展望スペースになっていて、小高い山に立つ天守閣からの眺望は素晴らしいものでした(^^)

↑賣沼神社

↑河原城




'23/1/17追記

’16/8/26に賣沼神社の紹介をさせて頂いてから実に6年ぶり・・・。

とても久しぶりに参拝させて頂きました。

以前お邪魔させて頂いたときには無かった、大穴牟遅命と八上姫。それを取り結んだ白兎の像が出来ていました。

↑ 拝殿前・狛犬さんたち

以前紹介出来ていなかった子抱き狛犬。

↑ ふらっと神社の(勝手に)マスコットにしている狛犬さんも健在でした♪


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自分の足で巡った神社を神話や伝承を交えてお伝えします。 山陰の神社を中心に、奈良・京都などの神社も巡っています。 御朱印なども一部ですが写真をアップしています。 神社巡りの御供になれば幸いです。

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