島根県安来市吉佐町にある支布佐神社は、天穂日命(あめのほひのみこと)をお祀りする神社です。
↑2枚 鳥居と石段
昨日アップした、「講演会に行って来ました」でも紹介していますが、関先生は天穂日命が天下って来た、最初の定住地では無いかと、推測されている神社です。
国道から車1台がやっとの町道へと入って行くと、町内を見下ろすような小高い山のところに神社があります。
↑ 2枚 狛犬
↑ 拝殿
↑ 拝殿・支布佐神社の右に八幡宮、左に武内神社の銘が見えます。
↑ 境内社と杉
↑ 境内社・別角度から
右から稲荷神社(倉稲魂命)、芽倉神社(伊弉諾命)、一宮神社(下照姫命)、国津神社(天津日子命)
↑ 荒神
↑ 社日柱
↑ 拝殿右手奥にも境内社がありました。
手前から天満宮(菅原道真公)、新宮神社(速玉男命)、琴平神社(大名持命)となっています。
↑ 2枚 本殿
本殿は東向きに建てられ、石段を降りようとすると、目の前には田んぼが広がって見えます。
吉佐町は、安来市と米子市の境。島根県と鳥取県の県境であります。
この県境は、出雲国と伯耆国の境の頃から変わっておらず、関先生は町内の畑にその痕跡である境の石を見付けられたそうです。
支布佐神社から南東に車で2、3分のところ。同吉佐町に天穂日命の陵墓と言われる岩屋があります。
↑ 鳥居に「岩屋」と書いてあります。
鳥居の後ろが石室と思われます。
↑ 鳥居正面から
↑ 石室
↑ 2枚 岩屋側に併設されている「いにしえ横穴学習館」
私がお邪魔したときには、開館時間を過ぎていましたので、当然閉まっていましたが、横穴墓の模型などと説明の展示があるようです。
安来市では昨年、安来駅近くの造成工事をしているとこからも横穴墓が15基くら見つかっていますので、横穴墓についての詳しい資料などもあるのかもしれませんね(^^)
歴博の弥生時代の講演会の際でも、「西の出雲、東の安来」と、言われるくらい四隅突出型墳丘墓も多い安来市。
横穴墓も、古墳群もあり、伊弉冉命の陵墓もある安来市が神話に出てくる「黄泉の国」だったのかも知れませんね(^^)
0コメント