島根県出雲市大社町にある伊那西波岐神社は、稲背脛(いなせはぎ)命をお祀りする神社です。
出雲大社の真裏に位置し、日本海に面していますが出雲大社の摂社として建てられた神社です。
伊那西波岐神社は鷺社として疱瘡(天然痘)にご利益のある神様としても有名な神社です。
↑ 神社案内板
国譲りの際、大国主命が事代主命(大国主命の子)に国譲りの是非を問うために、稲背脛命(大国主命の孫)を諸手船に乗せて事代主命の元へ遣わせた。と、あります。
稲背脛命は、天照大神の使いとして出雲へ来た天穂日命を父に、大国主命の娘を母に持つ初の天津神と国津神のハーフな神様です。
その出自もさることながら、天津神と国津神の間を取り持つ大事な役目を果たした神様です。
↑ 神社案内板その2
↑ 境内は広く、その後の山には昭和初期まで銅が産出された銅山があります。
↑ 拝殿からは鷺浦港が見えます。
鷺浦から美保関まで距離にしてざっと70㎞ほど。ここから諸手船で美保関まで向かったのでしょうか。
西には日御碕、一つ東の浦には猪目洞窟と言われる、黄泉の国の入り口とされる場所もあります。
↑ 3枚 猪目洞窟
黄泉の国の入り口なら亡くなったイザナミ命を追って、イザナギ命がここから黄泉の国へ入って行ったことになりますね(^^)
↑ 猪目洞窟近くの海岸線
↑ 2枚 伊那西波岐神社本殿
↑ 2枚 神社横を流れる八千代川
伊那西波岐神社は、出雲大社に参拝された際には是非ここまで足を延ばして参拝して頂きたい神社の一つです(^^)
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