島根県松江市佐草にある八重垣神社は、スサノオ命と稲田姫をお祀りする神社です。
八重垣神社は、オロチを退治するときに稲田姫を守るために八重に垣根をめぐらして守った場所で、稲田姫がその身姿を写したと言われる鏡池があります。
鏡池では、半紙にを池に浮かべ、その沈むまでの時間で婚期までの期間。そして、沈んだ場所で結婚する場所が近いか遠いかを占ったりも出来ます。
メディアにも多数取り上げられている神社です。
こちらの宝物殿には、平安~鎌倉時代に描かれたスサノオ命の絵姿があったりしますので、宝物殿もぜひ見学してみてください(^^)
えーー!!
短いっ!(怒)
って、声が聞こえてきそうな超短い紹介でしたね(笑)
実は、こちらの神社は元は佐草神社と言って、青幡佐久佐日古(あおはたさくさひこ)命がお祀りされている神社でした。
青幡佐久佐日古命は、スサノオ命の御子神です。
なので、御祭神であるスサノオ命と稲田姫は後から分祀して持ってこられたようです。
そして、いつの間にか分祀されたスサノオ命と稲田姫が主祭神として今日に至った経緯があります。
だからなのでしょうか・・・。
実は、こちらに参拝するといつもスカスカと、言うか・・・。
観光地なので、水を差すようですが、
「ここに神様いない!!」
と、いう感じしかしないんですよね(汗)
境内には、確かに青幡佐久佐日古命もお祀りされているのですが、やっぱりメインじゃないとパワーが出ないんでしょうか・・・
アニメ夏目友人帳の2話「露神様」を見たとき、本当に
「ああ、信仰が無くなるとは、こうゆうことなんだ!」と、妙に納得しました。
この違いを明確に感じてみたい方は、美保神社と八重垣神社の両方を参拝されると、その違いが判ると思います。
さて、そうなると
「本当の八重垣神社はいったいどこにあるの?」
て、なりますよね。
探してきました!(^^)
場所は、島根県雲南市。
ここには、既に社殿も何も無くなっていましたが、石碑が残されていました。
そして、100m程離れたところには鏡池もちゃんとありました。
↑ 鏡池にそそぐ山からの清水
↑ 2枚 元結の松 稲田姫が髪を結う紐を掛けた松
↑ 2枚 アシナヅチ命・テナヅチの命の屋敷跡
この元八重垣神社の社殿は現在、伊賀多氣神社へと移されているそうです。
伊賀多氣神社は以前紹介していますので、下リンクからジャンプしてください。
伊賀多氣神社↓↓↓↓↓
神話ーオロチ退治ーの伝承地を巡っていても、どうしても納得のいかなかった、八重垣神社の謎も、これでスッキリ!
地理的にも、残された鏡池も、本当にこの地が八重垣神社だと言っているようなところでした
(^^)
神話の伝承地MAP(一部)をマークしてみました。
良かったら参考に巡ってみられたら楽しいですよ(^^)
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